空き巣に狙われにくい鍵について

 空き巣に狙われにくい鍵については、ディンプルキーが挙げられるでしょうね。しかも、鍵の複製もかなり難易度が高いようですね。従って、ある程度大きな鍵屋さんでないと難しいようなのです。ところで、このディンプルキーもピンシリンダー錠とよく似た構造になっており、キーを差し込んだ際に内部のピンが押し上げられるようになっています。ただし、従来のピンシリンダー錠とは格段にピンの数が増えている点が大きな違いでしょうね。例えば、従来のピンシリンダー錠が1列6本のピン配列だったのに対して、ディンプルキーの場合3列18本というようにピン配列とピンの数が圧倒的に増えており複雑化しています。おまけに、さらに複雑なシリンダーの構造になっているディンプルキーもあり、5列26本というディンプルキーもあるようですね。ちなみに、ピン配列が1列から3列になっただけでも3倍増えていることになりますが、不正解錠の難易度という点からみた場合には従来のピンシリンダー錠の10倍以上の難易度なのだそうです。ただし、例えディンプルキーを取り付けることによって不正解錠が難しいとはいっても、あくまでも錠前に関することに過ぎません。従ってドアノブを引きちぎってしまったり、ドアノブの隣にドリルで穴を開けてサムターン返しなどの手口を行われると、侵入されてしまうかもしれませんね。あるいは、ドアの隙間にバールを差し込んでドアをこじ開けたり、ドアを壊したりするような泥棒もいるらしいので、不正解錠が難しい錠前を設置したからといって、防犯対策が完璧であると安心することはできないでしょうね。